その1.大豆のたんぱく質は肉類とほぼ同じ
大豆は「畑の肉」と言われています。
それは、大豆が肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいるから。
たんぱく質は人間の筋肉や内臓やなど体の組織などを作っている成分であり、生命維持に不可欠な重要な栄養素。
必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質を、栄養価の高い“良質のたんぱく質”と呼びますが、肉や卵はこの良質のたんぱく質を豊富に含む代表的食品です。
一般に植物性食品のたんぱく質は栄養価が劣りますが、大豆のたんぱく質は肉や卵に負けない良質のたんぱく質です。
しかも大豆には他の作物よりずっと多い量のたんぱく質が含まれています。
また、大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%であり、とても効率のよい食品といえます。
ちなみに、アメリカでは大豆を「大地の黄金」と呼んでいるそうです。
その2.大豆イソフラボンで健康的なカラダに
大豆の胚軸に含まれる植物由来のポリフェノールの一種。
大豆イソフラボンは肌の調子を整える「美肌ホルモン」のエストロゲンの働きを補い、若々しい肌をサポートしてくれます。
肌の弾力を保つ「コラーゲン」を増やして、ハリを保つ働きがあるほか、細胞の新陳代謝を高めて肌の生まれ変わりを促進するので保湿力もアップします。
健康と美容のために、すべての女性にぜひ摂って頂きたい成分ですが、特に女性らしさを保つチカラが減少する、ゆらぎ世代の女性にオススメです。
その3.食物繊維で腸の働きを改善
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があるのをご存じですか。
その名のとおり水に溶ける性質を持ち、体内で水分と結合しゲル状になります。
このゲル化によって食べ物の粘性を高め、胃から小腸に運ばれる時間を長くすることで、急激な血糖値の上昇を抑制する効果があります。
また、さまざまな成分の吸収や排出にも関係します。
不溶性食物繊維は水に溶けないため、水分を吸着して何倍にも膨れあがる性質を持っています。
このため腸を刺激して排便を促し整腸作用が期待されています。
また、不溶性食物繊維を多く含む食品は噛み応えがあり、噛む回数が増えることで早食いを防止し、食べ過ぎ防止にも効果的です。